週3日だけ一時保育に預けて、早くも1年が経ちました。
今回は、実際に預けて感じた一時保育のメリット・デメリットと、私が気をつけていたことをシェアしたいと思います。
一時保育とは?
一時保育(一時預かり事業)とは、自治体や保育施設が提供するサービスで、保護者の就労、冠婚葬祭、リフレッシュなど、さまざまな理由で子どもを一時的に預けられる制度です。
私の場合、子どもが1歳の頃からパートの仕事をしていたため、一時保育を利用し始めました。最初は週に1日から始め、今では週3日、認可保育園の一時保育を利用しています。
一時保育を利用することで、私自身のリフレッシュや自己成長の時間も確保でき、育児と仕事のバランスを取るための重要な支えとなっています。
一時保育のメリット
一時保育は、親と子どちらにも多くのメリットがあります。親自身の時間を確保できるだけでなく、子どもにとっても新しい体験ができ、成長を促す貴重な機会となります。ここでは、その具体的なメリットをいくつかご紹介します。
育児に余裕が生まれる
一時保育を利用することで、「ママ」以外の自分の時間を作ることができます。
自分の食べたいものを食べたり、自分のペースで行動したりと、ママであることを一旦忘れて「自分」に戻れる貴重な時間です。
リフレッシュ目的でも就労目的でも、この時間があるだけで心に余裕が生まれて、育児にも余裕が出るのを実感しました。
異年齢保育(縦割り保育)
通常一時保育では、異なる年齢の子どもたちが一緒に過ごします。年下の子どもたちは年上の子どもたちから言葉や遊びを学び、友情だけでなく、尊敬や憧れといった感情も育まれます。また、年上の子どもたちは年下の子どもたちに思いやりを持って接する機会を得ることができます。
娘は姉妹なので、身近に感じるお兄ちゃんという存在がとても嬉しかったようで、家でも「お兄ちゃん!(の真似)」とニコニコしながら言っていて、とても良い機会をもらったなと思いました。
保育園の細かい不満が気にならない
週3日の利用だと、「あれ?」と思うこともあまり気にせずに済みます。
例えば、私の場合、おむつ替えの頻度が少し気になりました。おむつかぶれが心配だったので、「もっと頻繁に替えてほしいな」と思いつつ、そこまで意見を伝える気にはなれなかったんです。でも、週3日だけなら、「まあいいか」と思えました。(もちろん、怪我など重大な問題に繋がることは伝えるべきだと思います)
仕事と育児のバランスが取りやすい
一時保育は、特に就労を目的とした利用者にとって、仕事と育児のバランスを取りやすい点が大きなメリットです。私の場合も、仕事と育児を両立させることが最も重要な課題だったので、一時保育を利用することで、育児と仕事を無理なくこなすことができました。
育児に疲れすぎることなく、仕事に追われすぎることもなく、両方にしっかり向き合うことができたのが、とても良かったと感じています。
一時保育のデメリット
一時保育には多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。特に、短期間で預けるため、子どもが新しい環境に慣れるまで時間がかかることが多いです。実際に私が感じた具体的なデメリットをご紹介します。
慣らし保育に時間がかかる
娘は保育園に慣れるまで約2ヶ月かかりました。この期間は、本当に一時保育を選んだことを後悔しました。
ママから離された娘が泣き叫ぶ声を聞きながら自宅に戻るたびに、「こんな思いをさせてまで預ける必要があったのか?」と何度も悩みました。週5日通わせていればもう少し早く慣れたのではないかとも考えました。
それでも、子どもが頑張っている姿を見て「この時間を無駄にしない」と決意し、なんとか乗り越えました。今では楽しく通ってくれるようになり、安心しています。
毎回荷物が多い
預ける施設にもよりますが、私が利用していた認可保育園の一時保育クラスでは、毎回多くの荷物が必要でした。
お昼寝用のシーツと掛け布団、おむつ1日分に加え、通常保育のクラスと同じ荷物(着替え、スタイ、ガーゼなど)も準備する必要があります。特に下の子を妊娠中は、これらの荷物を抱えながら娘と一緒に登園するだけで汗だくに…。正直かなり大変でした。
園での様子が分かりにくい
一時保育では、基本的に通常のクラスにあるような連絡帳がありません。そのため、登園時に簡単に体調を伝え、お迎え時に少しだけ様子を聞くだけという形が基本です。「どんな風に過ごしているのかな?」「どんなことをしたんだろう?」と気になることが多かったです。もう少し詳しく知りたいと思う場面がよくありました。
収入は期待できない
就労目的で子どもを預ける場合、パートの給料から保育園に支払う費用を差し引いても、あまり多くは残りません。仕事でできるだけブランクを空けたくない、少しでも社会に出たい、または収入が自分のお小遣い程度あれば十分だと考える方には、一時保育は適していると言えます。
気をつけていたこと
一時保育は毎日通うわけではないので、子どもが混乱しないように特に気をつけていました。
「今日は保育園?それともママと一緒?」とソワソワさせないため、朝ご飯の時間に必ずその日の予定を伝えていました。具体的には、「今日は保育園の日だよ!ママはいつもの時間にお迎えに行くからね」と、はっきりと話していました。
娘は食べている時間が一番メンタルが安定しているので(笑)、このタイミングで伝えるのが効果的でした。食べることが大好きな娘にとって、安心して話を聞ける時間でした。
まとめ
一時保育を利用することで、育児に余裕ができる一方で、慣らし保育や荷物の多さなど、いくつかのデメリットも感じました。それでも、娘が成長していく姿を見守りながら、仕事と育児のバランスをうまく取ることができました。
最初は不安や悩みがたくさんあると思いますが、少しずつ慣れていけるものです。焦らず、無理せず、ママと子どものペースで進んでいけば大丈夫です。お子様の成長とともに、ママたちがもっと素敵な毎日を送れるよう、心から応援しています。